【2月18日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは17日、第26節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はアントニー・マルシアル(Anthony Martial)とハリー・マグワイア(Harry Maguire)にゴールを許し、ホームでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に0-2で敗れた。

 チェルシーのフランク・ランパード(Frank Lampard)監督はチームに対し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権を懸けた「戦いはここから始まる」とコメントした。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってゴールが2度取り消されたチェルシーは、マグワイアの2点目が生まれる前、同選手がボールのないところでミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)を蹴ったにもかかわらず退場にならなかったことに怒りを募らせた。

 リーグ戦の直近14試合で4勝しか挙げられていないなど、チェルシーにおける攻守両面での課題は、平凡なパフォーマンスを見せたユナイテッドとの一戦でまたしても露呈した。

 フラストレーションをためた様子のランパード監督は、「戦いはここから始まる」とコメントした。「リスクを冒さなければ試合には勝てないだろう。長時間にわたり試合を支配したなら、思い切って挑戦しなければならない」

 欧州主要大会への2年間の出場禁止処分を科されたマンチェスター・シティ(Manchester City)の異議が認められなければ、5位チームにもチャンピオンズリーグの出場権が与えられる可能性がある中、今回の勝利で7位の座をキープしたユナイテッドは、4位チェルシーに3ポイント差と迫っている。

 しかし、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督も、チームのパフォーマンスには納得していないと認めた。

 スールシャール監督は「ここで2-0で勝てたらうれしいものだ」とした上で、「しかし、特にボールを持てていた前半は、選手のプレーが良かったとは思わなかった。動きが鈍くてスローペースで、パスも良くなかったが、先制点を手にするとなんとか踏みとどまった」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING