【2月23日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は22日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が3-6、6-3、7-6(7-5)でエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に逆転勝ちし、キャリア通算20度目の優勝を飾った。

 世界2位のハレプは、最終セット1-3とリードされながらも、今大会3度目となる1セットダウンからの逆転勝利で昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)以来となるタイトルを獲得。ドバイでは2015年以来の優勝を果たし、「ここでプレーするのが大好き。持っているものを出し尽くした」「正直今はくたくた」と話した。

 一方、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)の前哨戦のホバート国際(Hobart International 2020)で優勝しているリバキナは、これが今季5大会目にして4度目の決勝だった。今季ツアー最多の19勝を挙げている20歳の新鋭についてハレプは、「彼女は才能豊かな選手」「若いし、まだまだこれから」と評した。

 昨年のこの時期には辛うじて世界トップ200に入っていたリバキナだったが、最新の世界ランキングでは17位に浮上することが確定。この日もハレプのサービングフォーザマッチでブレークを奪い、勝負の行方をタイブレークまで持ち込んだ。

「少しだけナーバスになっていたかもしれない」と認めたハレプは、「とにかく一球一球に集中した」「今週は本当に誇らしい。ベストを尽くせた。ここでは全試合が楽しい」と付け加えた。(c)AFP