【2月17日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2020)は16日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が6-2、6-4でカナダのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)を下し、大会2連覇を果たした。

 モンフィスは前週の南フランス・オープン(Open Sud de France 2020)に続き、これで2週連続のツアー優勝を達成。年齢は33歳になるが、通算獲得タイトル数を10に伸ばした世界ランキング9位は、いまもマスターズ1000(ATP Masters 1000)、あわよくば四大大会(グランドスラム)で優勝できると考えていると話している。

「シーズン前はトップ10にとどまり、世界5、6位とかに到達できたらいいかなと思っていた」「マスターズ1000で決勝に進み、優勝を狙いたい。グランドスラム優勝も夢だ。そのためにプレーし、練習している。それをできる日がいつかくるかもしれない」「だがそのためには健康を保ち、100パーセントの状態で自分にはできると信じ続けていかなければならない」

 マスターズレベルではこれまで、2009年と2010年のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters)、2016年のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters)で計3度の準優勝を経験し、グランドスラムでは2008年の全仏オープン(French Open)と2016年の全米オープン(US Open Tennis Championships)のベスト4が最高成績となっている。

 また、決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を破った前回大会から続く、ABNアムロ世界テニストーナメントでの連勝を10に伸ばしたモンフィスは、「2週連続、そして2年連続で初めて(大会のタイトルを)続けて取ることができて素晴らしい気分。キャリアで初めての経験だし、感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。

 一方、4度のツアー決勝で全敗となり、またしても優勝を逃した19歳のオジェ・アリアシムは、「ガエルにうまく守られ、ラリーを長引かされた」「ブラボー、ガエル。君のことをうれしく思う。個人的には決勝で負けるのは4回目となり悔しいが、素晴らしい一週間だった」と話した。世界ランク21位のオジェ・アリアシムは、カナダ代表として出場した昨年の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)でも決勝でスペインに敗れている。(c)AFP/Bill SCOTT