【2月17日 AFP】19-20イタリア・セリエAは16日、第24節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はホームで10人のブレシア(Brescia Calcio)を2-0で下し、再び首位の座に浮上した。

 立て続けにイエローカードを受けたフロリアン・アイエ(Florian Aye)が退場し、数的優位となったホームのユベントスは、直後の39分にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がカーブのかかった完璧なFKを決めて先制した。

 75分にはブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)のパスをフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が至近距離から押し込み、王者ユベントスは前節エラス・ベローナ(Hellas Verona)に喫したまさかの黒星から立ち直った。

 リーグ戦の直近3試合で2敗していたユベントスのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、「われわれはしなければならないことをやった」とコメントした。

 ユベントスはこの一戦でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を温存したが、負傷によって長期離脱を強いられていたベテランDFのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が復帰を果たした。

「クリスティアーノは休む必要があった。代表とクラブを合わせて、彼は1年間に75試合もプレーできない。彼を回復させることにした」

 また、敵地でラツィオ(SS Lazio)に1-2で敗れたインテル(Inter Milan)は首位から3位に転落し、ユベントスとは3ポイント差になった。

 インテルは前半終了間際、古巣対戦となったアントニオ・カンドレーヴァ (Antonio Candreva)のシュートをGKトーマス・ストラコシャ(Thomas Strakosha)が弾くと、これをアシュリー・ヤング(Ashley Young)が押し込み先制。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から新加入した34歳のヤングは、これが移籍後初ゴールとなった。

 50分、ステファン・デ・フライ(Stefan de Vrij)のファウルでPKを獲得したラツィオは、得点ランキングで首位に立つチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が今季のリーグ戦での26ゴール目をマークし、同点に追いついた。

 さらに69分には、ゴール前の混戦から最後はセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)が押し込み、これが決勝点となった。

 インテルは78分にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)がネットを揺らすもオフサイドでゴールは認められず、昨年10月のユベントス戦に続き今季のセリエAでの2敗目を喫した。

 一方、2000年以来となるスクデット(リーグ制覇)を目指すラツィオは、リーグ無敗が19試合にまで伸び、首位ユベントスと1ポイント差の2位に順位を上げた。(c)AFP/Emmeline MOORE