【2月16日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)の妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)が、15日配信のポッドキャスト番組で「母親としての自責心」について語った。この画期的なインタビューは、育児に「世代交代」をもたらそうとするキャサリン妃の取り組みの一環で収録された。

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 ポッドキャスト番組「Happy Mum, Happy Baby(幸せなお母さん、幸せな赤ちゃん)」でキャサリン妃は、母親としての自らについて「常に」不安に襲われていると語り、「母親として不安がないという人は、うそをついている」と述べた。また「自分自身の決定や判断に疑問を持つといったことは、子どもを出産した瞬間から始まる」との考えを示し、「(子どもを持つことが)私たちの生活に与える影響や変化を完全に甘く見ていた」と話した。

 さらに、3人の子ども全員の妊娠中につわりに苦しみ、家族を緊張させたと振り返り、「ウィリアムは手助けできることがあまりないと感じていた。どうすることもできないつわりで人が苦しんでいるのを見るのは、誰にとってもつらい」と説明した。

 その上でキャサリン妃は、こうしたさまざまな困難を経験したものの、子どもたちが生まれてから「人生の新たな喜びを見つけた」と明言した。

 過去にキャサリン妃は、母親であることにどれだけ適応しているかについて不安を口にし、「時には心細く、かなり孤独を感じる」と語ったことがある。(c)AFP