【2月15日 AFP】NBAオールスターゲーム2020(2020 NBA All-Star Game)の開催を控えた14日、ライジングスターズ(2020 NBA Rising Stars)が行われ、試合はディフェンスが緩い展開から最後は非公式のダンクコンテスト状態となる中で、米国チームが151-131でワールドチームに勝利した。

 第4クオーターに勝利が決定的となると、米国チームはニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)を筆頭に、こぞって即興のダンクコンテストを繰り広げた。同選手は第2クオーターにもリングを揺らしてバスケットを傾けてしまうほど豪快なダンクをたたき込んでいた。

 シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)の本拠地ユナイテッド・センター・アリーナ(United Center Arena)で行われたこの試合で、米国チームはゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のエリック・パスカル(Eric Paschall)がチーム最多の23得点を決めると、ワールドチームではニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に所属するカナダ出身のR.J.バレット(RJ Barrett)がゲームハイの27得点を記録した。

 ウィリアムソンは14得点をマーク。最優秀選手(MVP)には、20得点で米国チームの勝利に貢献したシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)のマイルズ・ブリッジズ(Miles Bridges)が選ばれた。

 米国チームはオフェンスが勢いに乗った第3クオーターだけで、44-24とワールドチームの得点を大きく上回った。同クオーターの残り5分ごろには、ブリッジズが立て続けに3ポイントシュートを沈めて相手のリードを6点に縮小。さらにその後にはホーネッツのチームメートであるデヴォンテ・グラハム(Devonte' Graham)が2本続けて3ポイントシュートを決めて104-103と逆転し、試合開始から初めてリードを奪った。

 対するワールドチームは、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)が、第2クオーター残り2秒でハーフコートからロングシュートを沈め、81-71とリードして後半へ折り返していた。

 今週末にかけて行われるNBAの祭典は、16日のオールスターゲームで幕を閉じる。(c)AFP