【2月15日 AFP】パラグアイ1部リーグのオリンピア・アスンシオン(Club Olimpia Asuncion)に加入したエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)が14日、アスンシオンの空港でクラブのファンから歓迎を受けた。

 これまでスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーしたアデバヨールは、レアル時代のニックネーム「マノリート」のチャントをファンから受けると、クラブカラーがほどこされ、「私はもうここにいる」と記されたバナーを広げた。

 アーセナル(Arsenal)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、クリスタルパレス(Crystal Palace)にも所属するなど、プレミアリーグで約10年を過ごしたアデバヨールは、昨年12月にトルコ1部リーグのカイセリスポル(Kayserispor)を退団してから無所属の状態となっていた。

 ファンに向けたビデオメッセージでアデバヨールは「これからはオリンピアの家族の一員だ。チームの夢や目標を追いかけなくてはいけない。それは(リーグ戦やカップ戦で)勝つことだ」とコメントした。

 アデバヨールは、サントスFC(Santos FC)やデフェンサ・イ・フスティシア(Defensa y Justicia)、デルフィン(Delfin SC)と同じグループGに入っているリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2020)のグルーステージの試合に出場が可能となっている。

 直近2シーズンのリーグ戦で前期と後期を制しているパラグアイ王者のオリンピアは、通算3度の南米制覇を誇る。シティ時代のチームメートで、昨シーズンのパラグアイリーグで得点王に輝いたベテランFWロケ・サンタクルス(Roque Santa Cruz)と一緒にプレーすることになるアデバヨールについて、オリンピアのマルコス・トロバート(Marcos Trovato)会長は「休暇に来たわけではない」とのコメントを残している。(c)AFP