【2月15日 AFP】バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)は14日、2020年の最終候補者を発表し、先月ヘリコプター墜落事故で亡くなった米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレジェンドであるコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が、元選手および元指導者8人の中に名を連ねた。

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 NBAで通算5度のファイナル制覇を成し遂げ、オールスターゲーム(NBA All-Star Game)にも計18度選出されている41歳のブライアント氏は、資格1年目で往年の名選手の仲間入りをすることが確実視されている。同氏が娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら8人と悲劇的な死を遂げたことは、今回の殿堂入りに向けて大きなインパクトを与えるものとなった。

 その他では、NBAで通算15回のオールスター選出と合計3度のファイナル最優秀選手(MVP)受賞を誇るティム・ダンカン(Tim Duncan)氏、オールスター選出15回に加えてオールディフェンシブチームのファーストチームにも9回選ばれているケビン・ガーネット(Kevin Garnett)氏、そして米女子プロバスケットボール(WNBA)で通算10度のオールスター選出を記録し、計4度の五輪金メダルに輝くタミカ・キャッチングズ(Tamika Catchings)氏が資格1年目で最終候補に残った。

 バスケットボール殿堂のジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長は、「今回のクラスは、これまでで最も歴史的な顔ぶれの一つになる可能性がある」とすると、「コービー・ブライアント氏の早すぎる死は、われわれに深い悲しみをもたらしている。彼のレガシーをたたえることは誇りであると同時に、他の7人もバスケットボールにとって大きな存在であることを認識している」と述べた。

 専門家24人で構成されるオナー委員会から18票以上を集めれば最終的な殿堂入りが決定し、4月にアトランタ(Atlanta)で行われるNCAA男子バスケットボール・トーナメント(2020 NCAA Men's Basketball Tournament)のファイナル4(Final Four)期間中に名前が発表されることになっている。

 殿堂入り式典は8月28日から30日まで、マサチューセッツ州スプリングフィールド(Springfield)で行われる。(c)AFP