【2月14日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンドであるペレ(Pele)氏は13日、最近はうつ状態でほとんど家から外出していないと、息子のエジーニョ(Edson "Edinho" Cholbi do Nascimento)氏が先日メディアに話したことを受けて、ファンに向けて元気に過ごしているとアピールした。

 現役時代には通算3度(1958年、1962年、1970年)のW杯(World Cup)制覇を成し遂げている唯一の選手として、サッカー界で最も偉大と称されているペレ氏は、「皆さんの祈りと気遣いのおかげで、私は元気にしている。今年は80歳になる」「(体調が)良い日も悪い日もある。私の年齢ではごく普通のことだ」とのコメント文を発表した。

「多忙なスケジュールの中で、(広告)契約の仕事も欠席していない」「できる限り身体的限界と折り合いをつけながら、ボールを転がし続ける努力をしている」

 エジーニョ氏が11日に掲載されたブラジルのスポーツニュースサイト「グロボ・エスポルテ(Globo Esporte)」で話した内容によると、ペレ氏は近年さまざまな健康問題で入退院を繰り返しており、股関節の手術をしてから完全に回復することができず歩行器に頼る状態になっているという。

「父はかなり動けなくなっている…。それがうつ状態を引き起こしている」「想像してほしい。彼は『王様』で、堂々とした人物像を貫いてきた。それが今は普通に歩くことができなくなっている。彼はそれを深く恥じ、ばつが悪いと思っているんだ」 (c)AFP