【2月13日 時事通信社】中国政府は13日、国務院香港・マカオ事務弁公室トップである張暁明主任(56)を副主任に降格させ、後任に夏宝竜・全国政治協商会議副主席(67)を充てる人事を発表した。張氏は、昨年6月から本格化した香港の反政府デモへの対応をめぐり、責任を問われた形だ。

 香港メディアによると、夏氏は習近平国家主席が浙江省党委員会書記を務めていた2003年、同副書記に就き、その後、自身も書記を務めた。浙江省時代は、キリスト教教会の屋根の十字架を強制撤去するなど抑圧策で知られる。

 習氏と距離の近い「元部下」を充てることで、香港情勢の立て直しを図り、中国政府の関与を強める狙いがあると考えられている。夏氏は一般的な高官の退職年齢を過ぎており、人事としては異例だ。新型肺炎の騒ぎで香港側の反発が弱い時期を狙った人事とみられる。(c)時事通信社