ベトナム、新型ウイルス流行で住民1万人の村を隔離
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【2月13日 AFP】(更新、写真追加)ベトナム保健省は13日、新型コロナウイルスの感染拡大阻止のため、ビンフック(Vinh Phuc)省にある人口1万人の村、ソンロイ(Son Loi)を隔離したことを明らかにした。中国以外で地区全体が隔離措置の対象となるのは、ソンロイ村が初めて。
保健省の発表は「2020年2月13日をもって、流行地域のソンロイ村に対し、早急な隔離検疫措置をとる」としている。隔離期間は20日間だという。
首都ハノイから約40キロ離れた農村地帯にあるソンロイ村は、複数の集落からなる。ベトナムでは12日までに新型コロナウイルスに15人が感染したことが確認されており、うち5人がソンロイ村の住民だったが、13日に6人目の感染者が出た。
現地のAFP記者によると、村の周囲には13日に検問所が設けられた。
ベトナムは中国と国境を接しており、新型ウイルス流行の懸念から中国本土を発着する全航空便の運航を中止している。また、中国人と、2週間以内に中国滞在歴のある外国人への観光ビザ発給も停止している。(c)AFP