【2月13日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は12日、試合中に奪ったヘルメットで相手選手を殴打し、無期限の出場停止処分が科されていたクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)のDEマイルズ・ギャレット(Myles Garrett)の資格が回復したと発表した。

 ブラウンズが21-7でピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を下した昨年11月14日の一戦で、相手QBメイソン・ルドルフ(Mason Rudolph)のヘルメットをはぎ取って振り回し同選手の頭を殴打したギャレットは、その翌日にはリーグ側から無期限の出場停止処分を受けていた。

 異議申し立てが却下になったギャレットは、シーズン最後の6試合を欠場。ブラウンズは最後の3試合ですべて黒星を喫し、6勝10敗という成績でプレーオフ進出を逃した。

 米ニューヨークにあるNFLの本部でロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーと10日に面会し、今回資格が回復することになったギャレットは、ブラウンズに復帰して4月に始まるプレシーズンの練習に参加することが可能となる。

 ブラウンズのQBベイカー・メイフィールド(Baker Mayfield)は、「おかえり、大男!」とツイートした。

 24歳のギャレットは、ブラウンズに所属した直近3シーズンで37試合に出場し104タックルを記録している。

 この騒動では、スティーラーズのOLモーキス・パウンシー(Maurkice Pouncey)に2試合、ブラウンズのDLラリー・オガンジョビ(Larry Ogunjobi)に1試合の出場停止処分が言い渡されており、両チームには罰金25万ドル(約2700万円)が科された。(c)AFP