【2月13日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は12日、2020年シーズンのルール改正を発表し、投手は最低でも打者3人と対戦するか、登板イニングを終えるまで交代できないこととなった。

 これまで指揮官たちは特定の状況でワンポイントの投手起用を行っていたが、3月12日のオープン戦から適用される新ルールにより、大幅な戦略の見直しが必要となる。

 その回三つ目のアウトを取った投手にはこのルールは適用されないが、監督にとってリリーフ投手の投入はギャンブルの要素が強くなる。

 これまでワンポイントで起用されてきた投手は打者1人で交代することができたが、今季からはイニングの終了まで投げるか、最低あと2人と対戦するまでは交代できない。

 なお、投手が投入された1人目の打者に代打が起用された場合、投手にとって代打の打者が1人目の対戦相手となる。

 このルールには補足として、「けがや病気でプレー続行が不可能と審判団が判断しない限り」投手はマウンドに残らなければならないとある。

 また、今回のルール改正ではチャレンジやビデオ判定のリクエストまでの時間が30秒から20秒に短縮されており、8月までアクティブロースター枠は25人から26人に拡大され、負傷者リスト(IL)の期間は10日から15日に延長されている。(c)AFP