【2月13日 AFP】インディカーシリーズ、インディアナポリス500(Indianapolis 500)参戦を目指すフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元世界王者フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、2チームから乗車を拒否されたことが分かった。米NBCスポーツ(NBC Sports)が12日に報じた。

 エド・カーペンター・レーシング(Ed Carpenter Racing)のエド・カーペンター(Ed Carpenter)は、5月24日に開催される第104回大会ではすでに追加エントリーを決定しているため、アロンソの乗車を拒否したと明かした。「われわれは3台以上を走らせる立場にない。2台体制のチームなんだ。5月のためにチームのサイズを倍にしても誰のためにもならない」

 エド・カーペンター・レーシングからはカーペンター、オランダ人ドライバーのライナス・ヴィーケイ(Rinus VeeKay)に加え、昨年6度目の出場で自己最高の10位に入ったコナー・デイリー(Conor Daly)が追加エントリーで出場する。

 38歳のアロンソは、アンドレッティ・オートスポーツ(Andretti Autosport)からの参戦を目指していたが、エンジンを供給するホンダ(Honda)がこれを拒んだという。

 シボレー(Chevrolet)エンジンを搭載したチームはほかにも存在するが、チーム・ペンスキー(Team Penske)はすでに歴代最多タイとなる4度目の優勝を目指すエリオ・カストロネベス(Helio Castroneves)のマシンを4台目にエントリーしている。

 2005年と2006年に年間王者に輝いたアロンソは、2018年にF1を引退。17年に初参戦したインディアナポリス500では、5番グリッドからスタートしてリードラップを27周したが、残り21周でエンジントラブルに見舞われて24位に。そして昨年再び参戦したものの、予選落ちに終わった。(c)AFP