【2月17日 CNS】新型コロナウイルスの流行で中国各地の博物館や記念館の休館が相次ぐ中、江西省(Jiangxi)の施設では、インターネットを通じた作品展示を始め、市民が自宅にいながらコレクションを鑑賞できるサービスを進めている。

 江西省文化観光庁が主導し、多くの博物館や文化・観光サイト「江西文化観光」「雲遊江西」などがネット上で情報を共有。アプリ「博物江西」を通じて作品を展示している。

 江西省博物館では、「世紀の発見 発掘でよみがえった2000年前の海昏侯国」や「明朝の王妃ジュエリーコレクション」、今年の干支(えと)に合わせた「瑞鼠吐宝(チベットで瑞獣とされる宝を加えたネズミ)文物画」などを公開している。

 九江市博物館(Jiujiang Museum)は微信(ウィーチャット、WeChat)で「バーチャル展示ホール」を立ち上げ、実際に博物館を訪れて作品を鑑賞しているような疑似空間をつくりあげた。

 瑞金市(Ruijin)の中央革命根拠地記念館や景徳鎮市(Jingdezhen)の中国陶磁器博物館も、収蔵品を3Dで表示し、内容を充実させている。(c)CNS/JCM/AFPBB News