【2月12日 AFP】パラグアイ1部リーグのオリンピア・アスンシオン(Club Olimpia Asuncion)は11日、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などでプレーしたFWエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)がチームに加入したと発表した。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、クリスタルパレス(Crystal Palace)にも所属するなど、プレミアリーグで約10年を過ごしたアデバヨールは、昨年12月にトルコ1部リーグのカイセリスポル(Kayserispor)を退団してから無所属の状態となっていた。

 シティ時代のチームメートで、昨シーズンのパラグアイリーグで得点王に輝いたベテランFWロケ・サンタクルス(Roque Santa Cruz)と一緒にプレーすることになるトーゴ代表の35歳は、オリンピアが投稿した映像の中で、「オリンピアファンのみんな、こんにちは。いろいろとありがとう。金曜日に会おう」とコメントした。

 アデバヨールは、サントスFC(Santos FC)やデフェンサ・イ・フスティシア(Defensa y Justicia)、デルフィン(Delfin SC)と同じグループGに入っているリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2020)のグルーステージの試合に出場できる。

 直近2シーズンのリーグ戦で前期と後期を制しているパラグアイ王者のオリンピアは、通算3度の南米制覇を誇る。

 また、アデバヨールの代理人を務めるロドリゴ・コダス(Rodrigo Codas)氏によれば、元コートジボワール代表MFで、シティやFCバルセロナ(FC Barcelona)でもプレーしたヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)もパラグアイに移籍する可能性があるという。

 コダス氏は、パラグアイのスポーツ専門ウェブサイトD10に「ヤヤの代理人と話し、パラグアイとブラジルでチームを探すよう頼まれた。彼(トゥーレ)はアデバヨールと仲が良く、ここに来る可能性もある」と語った。しかし、トゥーレがパラグアイに来たとしても、その移籍先がオリンピアになることはないと話している。

 36歳のトゥーレは現在、中国甲級リーグ(2部)の青島黄海(Qingdao Huanghai)に所属している。(c)AFP