【2月12日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の伝説的選手コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏らが犠牲になったヘリコプターの墜落事故から2週間以上がたつ中、男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、ショックは薄れた一方でいまだに信じられない気持ちでいることを明かした。

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 メジャー通算15勝を誇るウッズは、13日に開幕するジェネシス・インビテーショナル(Genesis Invitational 2020)の会場リヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で、「起こったこと、これが現実だということを言葉にするのは難しい」「心のどこかで、これは現実じゃないと思っている自分がいる」と話した。

 41歳だったブライアント氏は1月26日、乗っていたヘリコプターが米ロサンゼルス西部のサンタモニカ山脈(Santa Monica Mountains)で墜落し、13歳の娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら8人と共に命を落とした。

 当時、ファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2020)の最終ラウンドを回っていたウッズは、ホールアウト直後に事故のことを知った。「熱烈なレイカーズファン」として育ったというウッズは、NBAで20年間のキャリアを築き、レイカーズで5回のファイナル制覇を飾るなどしたブライアント氏と同じ年にプロの世界へ足を踏み入れた間柄だった。

 ウッズは「ラウンド後に言ったことはよく覚えていない」「みんなと同じようにショックで、なんとか言葉を絞り出しただけだった」と話した。

「現実の状況として、コービーとジジ(ジアナさん)はもういないが、受け入れるのは難しい」「親しい人たちや家族の皆さんは、ただただ現実を受け入れられないだろう」 (c)AFP/Rebecca BRYAN