【2月12日 Xinhua News】中国北京市の解放軍総医院は9日、新型コロナウイルスによる肺炎患者を専門的に受け入れている湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の火神山医院と5G(第5世代移動通信システム)ネットワークを使った初めての遠隔診療を行った。

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 解放軍総医院遠隔医学センターの陳良安(Chen Anliang)教授ら専門家は、目の前のディスプレーを見つめ、患者の病歴や生化学的指標などの検査結果を確認した。火神山医院の病室では、医師が病歴などを詳しく説明し、北京の専門家とリアルタイムでやり取りしている。

 陳氏によると、北京の立会診察チームが患者一人一人の症状に焦点を合わせて検討判断し、治療法を提案した。

 重症患者の救急治療を支援するため、解放軍総医院はシステムや技術の強みを生かし、遠隔指導立会診察チームを立ち上げた。救急や重症、呼吸、感染、疾病管理、心血管、消化、心理など12の専門分野をカバーし、専門家20人が24時間体制で待機している。(c)Xinhua News/AFPBB News