【2月11日 AFP】欧州北部各地は10日、ここ数年間で最大級の暴風雨「キアラ(Ciara)」に見舞われ、少なくとも6人が死亡した。交通機関は乱れ、空の便数百便が欠航となったほか、道路は冠水し、広範囲で停電が発生した。

 スウェーデン南部では、ボートが転覆し、男性1人が死亡、1人が行方不明になっている。

 チェコでは、運転中の男性が倒木を避けようとして道路を外れ転落し、死亡した。同国では最大瞬間風速50メートルを記録し、トラック1台が横転した。さらに複数人が負傷したほか、停電も発生し10万人が影響を受けた。

 スロベニア北東部では10日、木が倒れて走行中の車を直撃。運転手の男性(52)が死亡した。

 ポーランド南部では、強風で飛ばされた屋根が女性(40)と娘を直撃。2人は死亡した。

 英ロンドン南西部では、警察によると、木が倒れ高速道路を走行中の車を直撃。運転手の男性が死亡した。

 ドイツ西部では、木が倒れ、巻き込まれた3人が重傷を負った。(c)AFP