【2月10日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第21節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とRBライプツィヒ(RB Leipzig)の首位攻防戦は0-0のスコアレスドローに終わり、王者バイエルンが勝ち点1差の首位を守った。

 リーグ8連覇を目指すバイエルンは、前日敗れた3位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点差を大きく広げるチャンスだったが、後半得たPKはロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のオフサイドがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって確認されたため取り消された。

 対するライプツィヒは労を惜しまず動いてバイエルンを食い止め、後半は運も味方につけて何度も相手を苦しめたが、いくつかあったチャンスをものにできなかった。

 バイエルンのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)は「問題は、どちらも0-0で構わなかったことだ」「結局、お互いに大きなリスクを犯そうとせず、そのせいで僕らは強みを出せなかった」と話した。

 ハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、優勝争いが最後までもつれることを覚悟し、「ブンデスリーガは最後まで激しい争いになるだろう」「チャンスがいくつかのチームにある」「今の順位を維持したいが、厳しい道のりだ」と話した。

 ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、チームがアウェーでのバイエルン戦勝利に必要な勇敢さを示したと話し、「後半は、われわれの方に試合をものにできる明らかなチャンスがあった」「われわれは勇敢で、高い位置から守備をし、試合の主導権を握った」とコメントした。

 またこの日は、アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)に7万5000人を集めたこの試合の他に、もう一つ1部の試合が予定されていたが、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)対ケルン(1. FC Cologne)戦は悪天候のため延期となっている。(c)AFP/Ryland JAMES