【2月10日 AFP】女子テニス、元世界ランキング1位のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏が9日、来週行われるドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)で約7年ぶりに現役復帰すると発表した。

 2012年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2012)で引退していた四大大会(グランドスラム)通算4勝の36歳は、「コートに戻るのを非常に楽しみにしている」「自分が大好きなスポーツをファンの前で再開するのが待ちきれない」とコメントした。

 昨年9月に現役復帰を発表したクライシュテルス氏は、当初は先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)でのカムバックを予定していたが、膝の問題で計画が延期に。その後、メキシコで開催されるモンテレイ・オープン(Abierto GNP Seguros 2020)が代案として浮上したが、この日ドバイ大会からの招待を受けたことが分かった。

 クライシュテルス氏は、今年の全豪オープンで優勝したソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)が生まれる前年の1997年にプロに転向。これまでに全米オープンの3勝(2005年、2009年、2010年)と全豪オープンの1勝(2011年)を含む通算41個のツアータイトルを獲得している。

 2003年に初めて王座に就き、2011年にも最後に世界ランキング1位を記録している同氏は、2007年5月に1度目の現役引退を経験した後、第1子の出産を経て2009年8月に復帰していた。(c)AFP