【2月10日 AFP】男子テニス、南フランス・オープン(Open Sud de France 2020)は9日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が7-5、6-3でバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)を下し、1年ぶりのツアータイトルを獲得した。

 ツアーでも人気の高い33歳のモンフィスは、昨年のABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)を最後に優勝から遠ざかっていたが、この日は世界ランキング132位のポスピシルにストレートで圧勝した。

 モンフィスにとっては、これがツアー通算9勝目で、同大会では2010年、2014年に続き3度目のタイトル獲得となった。最新世界ランキングでは、9位から8位に順位を上げることも決まった。

「とても安定していたし、重要な場面でのプレーに非常に満足している」と振り返ったモンフィスは、「素晴らしい一週間になった。またフランスで勝ててとても幸せ」と喜んだ。

 一方のポスピシルは格上のモンフィスを相手に対戦前から不利とみられていたが、試合中に転倒して右脚を痛めたことで、さらに厳しい状況に追い込まれた。それでも準決勝では世界10位のダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を破っており、堂々の準優勝となった。(c)AFP