【2月9日 AFP】女子テニスの国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup 2020)は8日、予選ラウンドが各地で行われ、出場予定だった大坂なおみ(Naomi Osaka)が欠場した日本は、敵地でスペインに1勝3敗で敗れて決勝ラウンド進出を逃した。

 7日の第1試合で世界78位のサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo)にまさかの敗戦を喫した大坂に代わり、この日は大坂よりランクが127下の奈良くるみ(Kurumi Nara)が第3試合に出場した。

 しかし、通算2度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇る大坂が見守る中、奈良はカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro)に1-6、3-6で敗戦。3連敗を喫した日本は、この時点でファイナル進出の望みが途絶えた。

 最終試合のダブルスでは、青山修子(Shuko Aoyama)/柴原瑛菜(Ena Shibahara)組がララ・アルアバレーナ(Lara Arruabarrena)/アリオナ・ボルソバ(Aliona Bolsova)組に6-2、6-3で勝利した。

 4月にハンガリー・ブダペストで行われるファイナル進出を果たしたスペインは、今大会で通算6度目の優勝を目指しており、達成すれば今季限りでの引退を表明している31歳のスアレス・ナバロにとって最高の花道となる。

 そのほかのカードでは、ベラルーシが敵地でオランダに3勝2敗で勝利。また、ロシアも同じくアウェーでルーマニアとの接戦を3勝2敗で制した。スイスはカナダを、ベルギーはカザフスタンを、スロバキアは英国をそれぞれ3勝1敗で下し、ドイツは敵地でブラジルを4勝0敗で圧倒した。

 12か国が戦うファイナルは、すでに前回覇者のフランス、オーストラリア、チェコ、開催国のハンガリーの出場が決まっていた。(c)AFP