【2月8日 Xinhua News】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)公益基金会は7日、日本が中国に医療用防護服10万着を追加支援することを明らかにした。防護服は同会を通じ、需給がひっ迫している中国の病院に届けられる。アリババグループはさらに、日本の電力各社と日本原子力研究開発機構(原子力機構)から2万4200着の放射線防護服を調達、あわせて必要とする機関に送付される。

 この寄付は、同グループ創業者の馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)氏の仲介により実現した。馬氏は先だって、防護物資調達のために一般社団法人医療国際化推進機構(IMSA)の二階俊博(Toshihiro Nikai)名誉理事長と連絡を取り、防護服を確保してもらえれば、同グループで買い取ると伝えた。

 二階氏はこれを受け、日本の各方面に当たり、12万4200着の防護服を確保し、中国に無償で寄贈したいと申し出た。最終的に、10万着を日本側からの寄付とし、2万4200着を同グループが買い取った。

 おおまかな統計ながら1月27日以降、日本の都道府県や市など11の地方自治体がマスクや防護服などの支援物資の寄付を決めている。また、民間からも100万枚のマスクが寄付され、官民挙げて感染に立ち向かう中国を支援している。(c)Xinhua News/AFPBB News