【2月8日 AFP】(更新)新型コロナウイルスの流行の中心地となっている中国・武漢(Wuhan)市で、米国人の感染者が死亡した。米大使館が8日、明らかにした。新型ウイルスの感染によって外国人の死亡が確認された初の事例とみられる。

  米大使館の報道官はAFPに対し、「新型コロナウイルスに感染したと診断されていた60歳の米国市民が、2月6日に中国・武漢の病院で死亡したことをわれわれは確認できている」とした。

 また「遺族に心からのお悔やみを申し上げる」と述べ、遺族のプライバシーに配慮してこれ以上のコメントはしないと話した。

 中国外務省は6日、国内で外国人19人が感染し、うち2人が回復したと明かしている。ただ感染者らの国籍については明らかにしなかった。(c)AFP