【2月7日 AFP】6日に開幕した米ニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)では、中国系ブランドのショーで空席が目立つなど、新型コロナウイルスへの懸念が暗い影を落としている。

 中国人デザイナー、ケイト・ハン(Kate Han)氏による「密扇(MUKZIN)」の2020-21年秋冬コレクション発表会では、冒頭で司会者が「密扇は、今回のニューヨーク・ファッションウィークに参加する唯一の中国系ブランドになるかもしれない」とコメントした。

「われわれがこの会場にいるのは、素晴らしいデザインを紹介するためだけではない。中国人と世界中の人々が、あらゆる困難と苦難を乗り越える固い意志と強さと愛情を持っていることを示すためでもある」と司会者は続けた。

 中国の伝統的なデザインと現代的なアレンジが融合した密扇のショーでは、ニューヨーク・ファッションウィークとしては考えられないほど空席が目立った。他の中国人のデザイナーやバイヤー、取材関係者らの動向にも暗雲がただよっている。

 今月末にイタリアで開幕するミラノ・ファッションウィーク(Milan Fashion Week)でも、既に複数の中国系ブランドが新型ウイルスの流行拡大を理由にショーへの参加を辞退している。イタリアの関係者によれば、中国人のバイヤーや取材陣、スタイリストやスタッフら約1000人も欠席するという。(c)AFP