【2月7日 AFP】女子テニス、通算2度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)は、今年の国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup 2020)では、英国撃破に貢献した2018年のワールドグループⅡプレーオフ以来の出場を果たす。

 世界ランク10位の大坂は、フェドカップでは2017年のデビュー以来シングルス6試合に出場して5勝を記録している。しかしながら、フェドカップでの最高成績が1996年のベスト4となっている日本は、敵地ラマンガ(La Manga)で今週末から行われる予選で、強豪スペインと対戦するという大きな仕事が待ち受けている。日本は大坂が出場を見送った昨年大会では、ワールドグループⅡでスペインと対戦して敗れている。

 6日に行われた組み合わせ抽選会で、大坂は世界ランク78位のサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo)と7日の第1試合で対戦することが決まり、「大会に戻れてとてもうれしい」「ファイナル(決勝トーナメント)に進出できれば本当に特別なこと。全員がここまで懸命に練習に励んでいる」と語った。

「昨年は敗れたけれど、自分が違いを生み出せることを願っている。そのために私はここにいる。たとえ、ここがクレーコートで、私が得意なのはハードコートだと誰もが知っていたとしても」「努力して学んでいく」

 対するスペインは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)で準優勝を果たしたエースのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)を欠く中で、世界ランク55位のカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro)を中心に得意のクレーコートで試合に臨む。

 現在31歳のスアレス・ナバロは今季限りでの現役引退を表明しており、初出場から12年目となる今回のフェドカップは感慨深いものになるとみられる。スペインはフェドカップで5度の優勝を記録している。(c)AFP