【2月6日 AFP】(更新、写真追加)イタリア北部ミラノ(Milan)近郊で6日、高速列車が脱線し、鉄道職員2人が死亡、約30人が負傷した。当局が明らかにした。

 現場はミラノの南約50キロに位置するローディ(Lodi)近く。

 ローディのマルチェロ・カルドナ(Marcello Cardona)知事は記者らに対し、この事故に対する調査が行われていると述べた。

 カルドナ氏は「死者は増えないとみている」とし、負傷者らは全員病院に搬送され、命に別条はないと明かした。

 同氏の話によると、事故発生当時、乗客はほとんどおらず、事故原因は不明だという。

 列車はミラノとサレルノ(Salerno)を結ぶ路線で、ボローニャ(Bologna)へ向かう途中で脱線した。事故の様子を捉えた動画には、別の車両につながったまま車両1台が横転する様子が映っている。

 事故発生当初の報道によると、機関車が脱線し、並行する線路上にあった貨物車両にぶつかった後、数十メートル先の鉄道関係の建物に衝突したという。(c)AFP