【2月6日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)呉江区(Wujiang)の医療用品生産企業、剛松防護科技が3日、生産再開後初めての試験生産を行い、生産ラインは活気づいた。同社が生産するKN95マスクと使い捨て不織布マスクは、物資供給を補うため政府により統一して配布される。

 同社はもともと、破産・清算手続きを行っていた。同区の地元企業である江蘇盛虹集団がこの情報を知ると、新型コロナウイルスによる肺炎対策の肝心な時期における医療用品の供給を確保するため、特別に3000万元(1元=約16円)の資金援助をし同社を「復活」させた。

 同社は生産能力を回復させた後、1本目の生産ラインで1日当たりKN95マスク2万枚と使い捨て不織布マスク10万枚を生産することができる。その後、KN95マスクと使い捨て医療用マスク、使い捨て不織布マスクの生産ライン3本を相次いで稼働する予定で、1日当たりの総生産能力は24万枚に達する見込み。(c)Xinhua News/AFPBB News