【2月6日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手のアリババグループ(Alibaba Group)は5日、医療物資を世界中から直接調達するためのプラットフォームを開設するとともに、国内外の各界に向けて支援への感謝のメッセージを発信し、世界中の中小企業に新型コロナウイルスによる肺炎との闘いに参加するよう呼び掛けた。

 医療物資を提供したい世界各国の商社やメーカーと物資を受け取りたい側をプラットフォーム上でマッチングする。医療用マスクなど不足している感染予防物資をアリババが直接調達し、病院など感染予防の最前線に届ける。

 アリババグループによると、同グループは世界中の物流パートナーと手を組んで、さまざまな国や地域に向け、現地の実情に合わせた物流ソリューションを策定した。

 アリババは先月25日、10億元(1元=約16円)を投じて医療物資の供給に特化した基金を設立。3日までに自社調達分と社会からの寄付、韓国やスペイン、ロシアなど15カ国から集めた医療物資を湖北(Hubei)、浙江(Zhejiang)、安徽(Anhui)3省の18病院に送った。(c)Xinhua News/AFPBB News