【2月6日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2019-20)は5日、3回戦が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はトーマス・ミュラー(Thomas Muller)が1得点1アシストを記録するなどし、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を4-3で下して準々決勝に駒を進めた。

 昨年11月、前指揮官のニコ・コヴァチ(Niko Kovac)氏に代わってハンジ・フリック(Hansi Flick)監督がチームを率いるようになってから、ミュラーは14試合で7得点9アシストをマークするなど好調を維持している。

 ミュラーに負けじと、この日はロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)も2ゴールを挙げた。

 しかし前年王者のバイエルンは終盤、4-1とリードしながらもムナス・ダブール(Munas Dabbur)に2ゴールを決められて反撃を許し、冷や汗をかく場面もいくつかあった。

 バイエルンのサージ・ナブリー(Serge Gnabry)は「後半はあまりにボールを失いすぎてしまい、彼らに反撃させてしまった」と認めた。「そのことに目を向けねばならないが、攻撃のときは前に進めたのでとても楽しめた」

 ジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)が自陣のネットを揺らし先制されたバイエルンは、ミュラーがベンヤミン・ヒュブナー(Benjamin Huebner)のオウンゴールを誘発し、チームの立ち上がりの緊張を解いた。

 その後ミュラーのゴールでスコアを2-1にしたバイエルンは、レワンドフスキが前半と後半にそれぞれ追加点を挙げたものの、終盤にはホッフェンハイムの反撃に遭った。

 前日に行われた試合では、RBライプツィヒ(RB Leipzig)がフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)にそれぞれ敗れており、8強入りしたチームの中ではバイエルンが一番の強豪となっている。(c)AFP