【2月5日 AFP】カナダのウエストジェット航空(WestJet)は4日、旅客機の乗客がコロナウイルスに感染したとうそをつき、同国発ジャマイカ行きの旅客機が引き返しを余儀なくされる事態があったと明らかにした。

【解説】新型コロナウイルスの死者について分かっていること

 ウエストジェット航空によると、3日、乗客乗員243人を乗せカナダ・トロントからジャマイカのモンテゴベイ(Montego Bay)へ向かっていた旅客機の機内で男が立ち上がり、セルフィー(自撮り)をしながら自身がコロナウイルスに感染していると発言。

 その後、客室乗務員は男にマスクと手袋を渡し、機内後方に移動するよう命じた。

 同機に乗り合わせた乗客はカナダ放送協会(CBC)のインタビューで、「冗談のつもりで言ったのだと思うが、とても異様だった。皆、とてもいら立っていた。とても身勝手だ」「休暇を1日ふいにした」と憤った。

 警察によると、オンタリオ(Ontario)州ソーンヒル(Thornhill)在住の29歳の男が迷惑行為に及んだとして逮捕・起訴された。(c)AFP