【2月5日 AFP】オーストラリアのメルボルンで、GPSナビゲーションやビーコン技術を使用した視覚障害者向けのアプリが使われている。このアプリによって、工事現場や混雑した交差点のような危険がひそむ場所を避けることができるという。

 アプリは2012年に開発されたもので、メルボルンでも視覚障害者8人が試用期間にアプリを試した。ユーザーからのフィードバックによるアプリの改善は現在も続いている。

 ユーザーの男性は、「自分がどのような場所にいるのか、細かな情報もアプリが教えてくれる。スマホを振れば、追加の情報を取得することができる」と話した。

 メルボルン当局は、このアプリで使うためのビーコン機器を市内各所に設置した。アプリは無料だが、有料版では世界中のGPS機能を使用できる。

 映像は2019年12月撮影。(c)AFP