【2月5日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマレーシア・クアラルンプールで緊急会合を開き、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)のグループステージのうち、2月と3月に予定されていた中国チームが出場する試合を4月と5月に延期すると発表した。

 AFCのウィンザー・ジョン(Windsor John)事務局長は、発表文の中で「困難な状況の中、選手やスタッフ、関係者、ファンのすべての安全と安心をしっかりと確保した上で、試合を開催できるようにする解決策を見つけるために集まった」と記した。

 ジョン事務局長によれば、オーストラリア、中国、日本、韓国、マレーシア、タイの六つの加盟協会の代表者が、グループステージ第3節までに行われる中国チームの試合を延期することに合意したという。

 これにより、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が所属するJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)は、5月26日に広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)と対戦することになった。

 また、パース・グローリー(Perth Glory、オーストラリア)対上海申花(Shanghai Shenhua、中国)戦は4月28日に、シドニーFC(Sydney FC、オーストラリア)対上海上港(Shanghai SIPG、中国)戦は4月29日に、メルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory、オーストラリア)対北京国安(Beijing Guoan、中国)戦は5月26日にそれぞれ延期された。

 しかし、北京国安は現在韓国でトレーニングキャンプを行っており、隔離の必要がないことから、チェンライ・ユナイテッド(Chiangrai United FC、タイ)との試合は予定通り2月18日に行われる。(c)AFP