【2月5日 Xinhua News】気候が温暖なことから「春の都」と呼ばれる中国雲南省(Yunnan)昆明市(Kunming)は1985年から30年以上にわたり、シベリアなどから飛来するユリカモメの越冬地となってきた。同市では今冬、過去最多の約4万羽が確認されている。

 昆明市は新型コロナウイルスによる肺炎の感染予防、拡大防止対策の開始以降、翠湖公園や滇池草海などユリカモメ観察スポットを含む多くの観光地を閉鎖した。ユリカモメの餌は十分かどうかが、多くの市民の関心事となった。

 同市の林業・草原局など関連部門はすでに職員を配置し、毎日午前と午後の2回に分けて翠湖公園や滇池草海などの主な餌場で1日約1トンの餌やりを行っている。(c)Xinhua News/AFPBB News