【2月4日 AFP】ケニアで3日、学校で何かをきっかけにパニックになった小学生らが一か所に殺到・転倒するなどして折り重なり、少なくとも13人が死亡、数十人が負傷した。地元警察が明らかにした。現在、捜査当局が詳しい事故原因を調べている。

 事故は3日午後5時ごろ(日本時間同日午後11時ごろ)、西部カカメガ(Kakamega)の小学校で発生。事故後、警察は学校を封鎖し、教員らから調書を取った。

 現地メディアが報じた映像には、カカメガ市内の病院の救急病棟前に保護者が集まり、子どもに関する情報を待っている様子が捉えられていた。

 児童の母親の一人は現地メディアに対し、「助かった児童らは、自分たちが走っていたのは生徒たちを殴っていた複数の教員がいたからだと話していて、それが子どもたちが折り重なって倒れた理由だ」と述べ、教員らに責任があると訴えた。

 母親によると事故に遭ったのは10~12歳の児童で、多くが5年生だったという。

 ケニアでは学校での体罰は禁止されている。小学校側はこれまで事故に関してコメントしていない。

 映像前半は重傷を負い搬送される児童らと病院前で待機する保護者ら、3日撮影。後半は病院で手当てを受ける児童ら、4日撮影。(c)AFP