【2月4日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は3日、先日行われたモンペリエ(Montpellier HSC)戦の大勝に水を差したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)との口論について、大きな問題ではないと述べた。

 ホームのPSGが5-0で勝利したモンペリエ戦の後半途中、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)との交代を告げられたエムバペが怒りをあらわにしたことについて、トゥヘル監督は「彼と私の間に特に問題はない。こうしたことは起きる」とコメントした。

 また1日の試合後には、エムバペの反応について「見栄えは良くない」と認め、「これはサッカーであって、テニスではないから、全員を尊重する必要がある」と指摘していたが、この日は「ベンチに下がりたくない選手と、交代させるための理由が自分なりにあり、出場するに値する選手にプレー機会を与えたかった監督との間の出来事」と話した。

 この一戦で今季のリーグ戦14点目をマークした21歳のエムバペは、ピッチを離れる際にトゥヘル監督と言葉を交わすと、不服そうな様子でベンチへ一直線に向かった。

 トゥヘル監督はこの日、4日にナント(Nantes)とのリーグ戦を控えて行われたトレーニングで、エムバペやレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)と今回の件について再び話し合ったと明かした。

「いつもそうしているように、もちろんこの件についてはきのう、レオ(レオナルドSD)や選手と話した。だが、私が言ったことは控室の中にとどまる」

「われわれは試合を決めていたから、パブロ(・サラビア<Pablo Sarabia>)とキリアンを下げ、プレー機会を得るにふさわしいマウロとエディ(エディンソン・カヴァーニ<Edinson Cavani>)を投入するチャンスだった」

「なかなか受け入れられない選手がいるのは分かるが、これは選手であれば理解できるはずのスポーツ的な問題だ」 (c)AFP