【2月4日 AFP】中国の最高指導部は3日、新型コロナウイルスの流行への対応で「欠点と不足」があったと認めた。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、同国の最高指導部にあたる政治局常務委員会は「流行への対応で明らかになった欠点と不足」への対応として、「国家の緊急管理体制」を改善すべきと指摘。「市場の監視を強化し、違法な野生生物市場と取引を断固として禁止し、厳しく取り締まる」必要があるとした。

 政府はまた、医療機器やマスク、防護服、安全ゴーグルが「緊急に」必要だとも述べた。

 また、中国の国家衛生健康委員会(NHC)は4日、新型コロナウイルスによる死者が64人増えて425人になったと発表した。感染者も3235人増えて2万400人超となった。

 映像は中国・武漢(Wuhan)から台湾へ帰る人が撮影した、武漢の空港内の様子。空港スタッフが全身防護服を身に着けて対応に当たっている様子が映されている。3日撮影・提供。(c)AFP/Jing Xuan Teng and Beiyi Seow