新しい自転車を買ったので今日は古い自転車を捨てにいつもとは違うゴミ捨て場に行った。そこである親子に出会った。その親子はどうやらゴミを漁っているらしい。おそるおそる聞いてみた「何故ゴミを漁っているの?」彼は言った。「何故だって?そんなのお金がないからに決まってる。物が買えない。食べ物も。みんなが出したゴミから使えるものを取り出すしかないのさ。あ、その手に持ってるやついらないならくれないか。ちょうど子供にあげるものを探していたところなんだ。」私はふと思った。新しく買ったら前使っていたものは捨てるのが普通だと思っていた。しかし、この親子を見て違うのではないかと思った。今、お父さんが娘に自転車をあげゴミ捨て場だが漕いで遊んでいる。お父さんはまだ何かないかと漁りに行こうとしている。使えるものを探して。私はまだ使えるものも捨ててしまうところがある。それはもったいないことである。使えるものは小さい子に譲るなどできる。そして今大手企業では着ていない服、おもちゃなどをリサイクルできるようにリサイクルボックスが設置されている。それを子会社から大手企業まで全店舗で行えれば、服を欲しい人たちに寄付したり、おもちゃをリサイクルし勉強したい子供達にノートやペンなどに作り替えてみるのはどうだろうか。日本はアフガニスタンやイランのようにユニセフなどの活動を受ける国になっているわけではない。逆に私達はする立場なのだから、もっと寄付や募金なども積極的に行うべきだと私は考える。これを当たり前だと思う人もいると思う。でも、その当たり前を全員ができない。全員ができるようになるともっとより良い世界になるのではないかと思う。


[私立駒場学園高等学校 配島 琴音]