【2月3日 AFP】19-20イタリア・セリエAは2日、第22節の試合が行われ、首位ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の9試合連続となるゴールなどでフィオレンティーナ(Fiorentina)を3-0で下し、ナポリ(SSC Napoli)に喫した前節の黒星から立て直しに成功した。

 ホームのユベントスは、ロナウドが前半と後半にそれぞれPKを決め、後半アディショナルタイムにはDFマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)がヘディングで3点目を挙げた。

 ロナウドはツイッター(Twitter)に、「再び勝利できて良かったし、自分たちのスタジアムでまた得点を挙げられてうれしい! ビアンコネリ(ユベントスの愛称)のユニホームで、50ゴールに到達できて光栄だ!」と投稿した。

 ユベントスは前節、マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督の古巣ナポリを相手に今季2敗目を喫していた。

 34歳のロナウドは40分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定でヘルマン・ペッセッラ(German Pezzella)のハンドが認められると、PKで先制点をマークした。

 さらに、ロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)に対するフェデリコ・チェッケリーニ(Federico Ceccherini)の物議を醸すファウルでPKを獲得すると、80分にロナウドがこれを決め、リーグ戦のゴール数は直近9試合で14得点となった。

 ロナウドのリーグ戦9試合連続ゴールは、ユベントスの選手としては2005年12月のダビド・トレゼゲ(David Trezeguet)氏以来となる。

 PKでの7点を含め、今季セリエAで19得点を挙げているロナウドは、2018年に加入してから公式戦で70試合に出場し50ゴールを記録している。

 他の試合では、首位を追うインテル(Inter Milan)とラツィオ(SS Lazio)も共に勝利を挙げ、8連覇中のユベントスにプレッシャーをかけ続けている。

 リーグでは3試合連続で1-1のドローに終わっていたインテルは、敵地でウディネーゼ(Udinese)に2-0で勝利し、首位との勝ち点差を3のままとした。この一戦で2ゴールを挙げたロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)は、これで今季のセリエAで16ゴールを挙げている。

 また、ラツィオ(SS Lazio)はチロ・インモービレ(Ciro Immobile)とフェリペ・カイセド(Felipe Caicedo)がそれぞれ2ゴールを挙げるなどし、最下位SPALに5-1で大勝。

 消化試合数は一つ少ないものの、2位インテルに2ポイント差に迫るなど、ラツィオは2000年以来となるリーグ優勝に向けて可能性を残している。

 今季の得点ランキングでは25得点のインモービレが首位に立っており、ロナウドは2位につけている。(c)AFP/Emmeline MOORE