【2月2日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは1日、第25節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はDFアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)の2得点でレスター・シティ(Leicester City)と2-2で引き分けた。チームを指揮するフランク・ランパード(Frank Lampard)監督は、トップ4フィニッシュに向けて厳しい戦いが待っていると先行きに不安をのぞかせた。

 敵地キングパワー・スタジアム(King Power Stadium)でチェルシーは、後半開始直後にリュディガーが先制点をマークしたが、その後ハーヴェイ・バーンズ(Harvey Barnes)とベン・チルウェル(Ben Chilwell)に立て続けに得点を許した。

 しかしチェルシーは71分にまたしてもリュディガーが得点を記録。リーグ戦でチェルシーのDFが2得点したのは、2013年のフラム(Fulham)戦のジョン・テリー(John Terry)以来となった。

 ランパード監督は「ボールの動かし方や、惜しいチャンスを作ったという点で前半はわれわれの方が優れていた。後半は流動性がなく、相手に決定機を何本か作られた」と試合を振り返った。

 冬の移籍市場で補強できなかったことに不満のランパード監督は、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得争いで、もはやチェルシーは本命ではないと言い切った。

 今節マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と0-0で引き分けたため6ポイント差を維持したものの、2日にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)がマンチェスター・シティ(Manchester City)に勝利した場合その差を4に縮められることとなる。

「開幕時にわれわれには勝ち目はないと思われていた。トップ4に入れると予想した人の数は多くなく、その理由も理解できる。そしてそれは今でも同じだ」

 一方、3位のレスターにとって引き分けはより前向きな結果となった。レスターはここ5試合で1勝しかできていないチェルシーに8ポイント差をつけている。(c)AFP