【2月2日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは1日、第25節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-0でサウサンプトン(Southampton FC)に快勝。2位との勝ち点差を暫定で22としたチームを指揮するユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、選手の集中力をたたえた。

 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)とジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)のゴールで主導権を握ったリバプールは、その後ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)と南野拓実(Takumi Minamino)が決定機を逃したものの、モハメド・サラー(Mohamed Salah)が2点を追加して快勝。プレミアでは直近の34試合で勝ち点100を手にしている。

 今季のリーグ戦25試合で24勝目を挙げたリバプールは、ここ10試合で9回目の完封を達成しており、タイトル争いが整然とした行進に変わったことを強調した。

 2位との勝ち点差をリーグ史上最大の22としたリバプールは、これで1977年から1978年にかけてノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)が記録したリーグ戦42試合無敗に並んだ。これを上回っているのは、アーセナル(Arsenal)が2003年から2004年にかけて樹立した無敗記録49試合のみとなっている。

 首位を独走するリバプールだが、クロップ監督はサウサンプトンに苦しめられた前半を引き合いに出し、自身や選手が優勝ムードに浸るのは時期尚早だという姿勢を崩さない理由を説明した。

「現状を説明するためにこの試合を用いるのは容易だ。本当に厳しい相手と対戦している。彼らはパーティーの一部になるためにここにいるのではない。われわれにダメージを与え、倒そうと考えている」

「ピッチでは持っているものをすべて出さなければならない。ありがたいことに選手はそれを実行している。だからわれわれはこの場所にいる。だが、それを当たり前のことだと考えてはならない。一瞬たりともだ」

「うそはつかないと約束する。自分はとても楽観的な人間だが、どんな試合でも前日は心の中は不安でいっぱいだ。どんなことでも起こり得ると分かっているからね」 (c)AFP/Ian WHITTELL