【2月2日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は1日、第20節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は5-0でウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に快勝。2得点を挙げて出場3試合で7ゴールとしたアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)だが、まだ万全の状態ではないと強調した。

 オーストリア1部リーグのレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)から加入後の2試合で5得点をマークしていた19歳のハーランドは、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で先発デビューすると、前半と後半に1点ずつを記録した。

 ブンデス出場3試合で7得点はリーグ史上最多となったが、ハーランドは昨年12月に膝を負傷したためトレーニングが十分にできておらず、まだフィットネスを高めている段階だと話す。

 スカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し「きょうの試合はかなりタフだったが、最初からプレーできたのは良かった」とコメントしたハーランドは、「体調を万全にする必要がある。まだ100パーセントではない」と続けた。

 3位のドルトムントは、同日マインツ05(Mainz 05)を3-1で下し首位に浮上したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を勝ち点3差で追う。ブンデスリーガは上位4チームが3ポイント差にひしめく混戦となっている。

 ドルトムントは13分、イングランド代表のジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が先制点をマーク。サンチョは10代で初めてリーグ通算25得点目に到達している。

 18分にユリアン・ブラント(Julian Brandt)のクロスに合わせて加入後3試合連続ゴールをマークしたハーランドは、後半にはペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをキャプテンのマルコ・ロイス(Marco Reus)が決めたドルトムントは、さらに70分にサンチョのパスからアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)が4点目を加えると、最後はブラントのバックヒールからハーランドがシュートを突き刺し5点目を奪った。

 敵地でロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)、ティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara)が得点したバイエルンは、今節ホームでボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と2-2で引き分けたRBライプツィヒ(RB Leipzig)を1ポイント上回り首位を奪取した。

 バイエルンのダビド・アラバ(David Alaba)は、「これで6連勝となり自信を深めている。こういうプレーを持続すれば自分たちを止めるのは難しくなるだろう」と話した。

 ホームで2点を先行されたライプツィヒは、退場者を出したメンヘングラッドバッハに追いつくのが精いっぱいだった。(c)AFP