【2月1日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は1日、女子シングルス決勝が行われ、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は1セットアップから大会第14シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に敗れ優勝を逃したが、「心の中は笑顔」と話した。

 26歳のムグルサは、四大大会(グランドスラム)では2014年以来となるノーシードで今大会に臨んだが、期待が高くなかった中で1年半ぶり3度目となるグランドスラム優勝へあと一歩のところまで迫った。

 自身初のグランドスラム決勝となった21歳のケニンに6-4、2-6、2-6で敗れたムグルサは試合後、「今は大きな笑顔をつくるのが難しいけど、心の中は笑顔」と語った。

 全仏オープンテニス(French Open)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で優勝経験を誇るムグルサだが、昨季後半はわずか1勝しかできず、シーズン終了時の世界ランキングは36位まで低下。今大会終了後には16位まで戻るが、2017年に記録したナンバーワンまではかなり開きがある。

 また、調子を落としている間にメディアから「厳しい」扱いを受けたと感じたというムグルサは、今大会での活躍で自身を「戻ってきた」と見る考えにも納得できないとして、「戻ってきた? えっと、まあグランドスラムの決勝にという意味なら分かるけど」「でもたくさん大会には出ていたし、ツアーにはいた。消えていたわけじゃない」と付け加えた。(c)AFP