【2月1日 AFP】中国当局は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、縁起の良い日取りとされる2月2日に婚姻届を提出したり、披露宴を開催したりするのを取りやめるよう人々に求めた他、葬儀の規模も縮小するよう呼び掛けている。

 民政省は「今年の2月2日に婚姻届を受け付けるとの発表や約束があったが、取りやめることを推奨する」と記した文書を発表。

 2020年2月2日は、「20200202」と前から読んでも後ろから読んでも同じ数字が並ぶため、おめでたい日取りとされ、北京、上海をはじめとする都市の当局は、通常は業務を行わない日曜日に当たるにもかかわらず、婚姻届を受け付ける方針を決定していた。

 民政省はさらに、葬儀も「会葬者が集まるのを防ぐため簡素で迅速な方法」で執り行い、感染者の遺体はできるだけ速やかに火葬するよう通達。

 葬儀の運営に携わるスタッフは防護服を着用し、感染リスクを避けるために体温検査を実施すべきとした。

 新型コロナウイルスが最初に確認された湖北(Hubei)省当局は1日、婚姻届の受理を3日から当面の間、停止すると発表した。(c)AFP