【2月1日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は1日、女子シングルス決勝が行われ、大会第14シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)が四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を4-6、6-2、6-2で破り、グランドスラム初優勝を飾った。

 ケニンは第1セットを落としたが、持ち前の攻撃的なテニスで勝利をつかんだ。大会終了後には世界ランキングで自己最高の7位に浮上することが確定し、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を抜いて米国勢トップとなる。

 試合が終わると涙を流し、コーチを務める父の元へ真っ先に向かった21歳のケニンは「正式に夢がかなった。この感情は説明できない」「夢が現実になって最高の気分。夢を持っているなら追いかけてほしい。絶対にかなうから」と話した。

 21歳80日での優勝は、2008年大会を20歳で制したマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)の後では最年少で、昨年の大坂なおみ(Naomi Osaka)よりも22日早いタイトル獲得となった。

 今大会ではセレーナが3回戦で姿を消し、準決勝ではケニンが世界ランク1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を破るなど番狂わせが続出していたが、最後の最後にまたしてもサプライズが待っていた。(c)AFP