【2月1日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は31日、2月16日に米シカゴで開催されるオールスターゲーム2020(2020 NBA All-Star Game)を前に米国チームとワールドチームが対戦するライジングスターズ(2020 NBA Rising Stars)の出場メンバーを発表し、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)に加え、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)の八村塁(Rui Hachimura)が日本人選手では初めて名を連ねた。

 2015年から現行フォーマットとなったライジングスターズの通算戦績はワールドチームが3勝2敗でリードしており、米国チームは2月14日に行われる祭典で対戦成績を振り出しに戻すことを目指している。

 昨年のNBAドラフトで全体1位指名を受けた19歳のウィリアムソンは、右足首を痛めて戦列から離れているシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のウェンデル・カーターJr.(Wendell Carter Jr.)に代わり米国チームに選出。今季は膝の故障で3か月遅れでの開幕となり、4試合出場時点での成績は1試合平均18.0得点、8.3リバウンドをマークしている。

 一方、2月8日に22歳の誕生日を迎える八村は、股関節の故障で6週間欠場が続いているが、今週中にも復帰予定。昨年、日本人選手では初めてドラフト1巡目の全体9位指名でウィザーズに入団し、ここまで1試合平均13.9得点、5.8リバウンドの成績を記録している。

 今回のライジングスターズのメンバーで、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)でプレーするスロベニア出身のルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)と、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)に所属する米国人選手のトレイ・ヤング(Trae Young)は、ともに1年目だった昨年に引き続いての選抜となっているほか、今年のオールスターゲームで先発メンバーにも選出されている。

 2年目の選手が2人以上オールスターの先発メンバーに選ばれるのは、1996年のジェイソン・キッド(Jason Kidd)氏とグラント・ヒル(Grant Hill)氏以来の快挙となる。(c)AFP