【2月1日 AFP】数年前から首にオートバイのタイヤがはまったままのワニをめぐり、インドネシア当局は無事にタイヤを外すことができたら懸賞金を支払うと表明している。

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 挑戦者は、中スラウェシ(Central Sulawesi)州の州都パル(Palu)で、体長4メートルのワニと勇敢にも向き合うことになるが、懸賞金額は明らかにされていない。

 このワニが空気を求めてあえぐ動画の公開を受けて、ワニがタイヤによって緩やかな死に向かっているのではないかとの懸念が浮上。以来数年にわたって同州の野生生物保護当局がタイヤを外そうと試みてきたが、失敗に終わっていた。

 最近になって再びこのワニが目撃されたことを受けて、州知事は野生生物保護当局に対し、この問題を解決する方法を考えるよう指示した。

 懸賞金の詳細や、どうやってタイヤを外すのかに関する情報はほとんど明かされていない。しかし、財政難に苦しむ野生生物保護当局の局長は懸賞金について、自身のポケットマネーから出すと説明。さらに参加資格について、野生動物の救出経験があり、その保護への熱意がある人で、ワニ捕獲の素人は対象外だと警告した。(c)AFP