【1月30日 AFP】オーストラリア南部サウスオーストラリア(South Australia)州で30日、気温が40度を超え、森林火災の発生しやすい複数の地域で火災警報が発令された。森林火災に見舞われた同国南東部は今後数日のうちに熱波に襲われると予想されており、火災の悪化が懸念されている。

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 31日にはメルボルンや首都キャンベラで熱波が予想されており、週末にはシドニーの一部で45度超えが予想されている。

 当局は、燃えるような暑さと乾いた風により、南東部ニューサウスウェールズ(New South Wales)州とビクトリア(Victoria)州の一部で深刻な森林火災が発生しやすくなると警告。この2州では現在も80か所以上で火災が続いている。

 ビクトリア州の緊急管理局長は、「ここ数日間はいくらか落ち着いて穏やかな状況の恩恵にあずかっていたが、(天気は再び)暑く乾燥するようだ」と述べ、住民に火災への備えを呼び掛けた。(c)AFP