【1月30日 AFP】米大リーグ(MLB)のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)は29日、球界を揺るがせているサイン盗み問題で解任したA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)前監督の後任として、ダスティ・ベイカー(Dusty Baker)氏と契約した。

 ベイカー氏はナ・リーグの最優秀監督賞を3度受賞した実績を持つ70歳。現役監督としてはリーグ最高齢となる。

 アストロズは今月13日、ワールドシリーズを制した2017年シーズンのサイン盗み計画を阻止する責任を怠ったとして、リーグ側から2020年シーズンの職務停止処分を受けたヒンチ監督とジェフ・ルーノウ(Jeff Luhnow)ゼネラルマネジャー(GM)をその発表の1時間後に解任した。

 アストロズのジム・クレーン(Jim Crane)オーナーは、「ダスティは、その成功に満ちたキャリアでわれわれが監督に求める資質を体現してきた」「彼は勝者だが、それ以上に重要なのは選手だけでなく、彼が野球で関わったすべての人から尊敬される強いリーダーだということ」とコメントしている。

「われわれの球団の新たなリーダーに彼を指名することができ非常にうれしい」 (c)AFP